マンガ道”をひた走る熱血の人間群像『Ｇ戦場ヘヴンズドア』

マンガを愛する高校生の鉄男。人気マンガ家の父を憎む高校生・町蔵。運命的な出会いを果たした正反対なタイプのふたりは、青春と呼ぶにはあまりにも過酷な「表現」の世界へと今、足を踏み入れる－－！

「作品を生み出す事とは」「戦友とは」という２つのテーマをマンガ家とその卵たちの目を通して描ききり、「マンガ家マンガの伝説」と呼ばれた傑作が今、完全版として鮮やかに蘇る！！

出典：https://www.cmoa.jp

あらすじ

人気漫画家である父に反発し、ひそかに小説家を志す町蔵と、幼い頃からマンガだけを心の拠り所として生きてきた鉄男、二人の高校生が運命的に出会い、それぞれの長所（ストーリー性・画力）が交わり、合作という形でひとつのマンガを描きあげます。

二人の作品は、鉄男の父が編集長をつとめる漫画誌の新人賞で佳作を取りますが、鉄男の母の死を機に、二人は別々の道を歩み始め、鉄男は瞬く間に圧倒的な人気漫画家に、町蔵は様々な人々に支えられていることに気付き、自分勝手な生き方を改め、自分のペースで漫画を描き始めます。

離れ離れになってしまった二人ですが、最終的にはそれぞれのピンチを助け合う良き戦友として、感動のクライマックスを迎えます。

漫画が出来上がるまでの創作活動が丁寧に表現されていて、絵のイメージからは想像ができないくらい熱い物語です。

また、ついつい自分も何かに没頭してみたいと感じてしまうくらい、熱量のある漫画でもあります。