突発的時空漂流ラブストーリー、欲望渦巻くこの世界から初恋相手を守るために『漂流ネットカフェ』
概要
- 巻数:7巻【完結】
- 作者:押見修造
- ジャンル:青年マンガ /SF・ファンタジー/ミステリー・サスペンス/ドラマ化
- 出版社:双葉社
- 雑誌:漫画アクション
ふと入ったネットカフェで初恋の人と運命的再会をした土岐耕一(妻帯者)29歳。「このまま夜が明けなければいいのに!」と、再会を喜ぶふたりだったが…突然、ネカフェの外の街が消えてしまった…。ふたりの他には、オタクや暴力男、生意気な小僧やギャルにサラリーマンなど、日常では接点が無い人々を巻き込んで繰り広げられる、突発的空間断絶ラブストーリーが始まる!!
あらすじ
妊娠中の妻を持つ、ごく普通のサラリーマンの主人公の耕一は、普段は行くことがないネットカフェに偶然立ち寄り、中学時代の初恋の相手であった、果穂(かほ)と再会します。
再会したのも束の間、突然停電が発生し、気付いた時にはネットカフェ以外は何も存在しない湿地帯のみが広がり、見慣れた街は消え去ります。
耕一と果穂以外にも、ネットカフェに居合わせた人々全員がネットカフェだけが残る謎の異次元に飛ばされてしまい、漂流してしまいます。
最初は共に協力し合おうとする20人でしたが、閉鎖された社会・追い詰められた状況の中で徐々に変化が起こり、人間の本性やドス黒さが現れ始め、特に男が欲望を満たそうとするシーンは恐怖と気持ち悪さを感じてしまいます。
とにかく絶望的な状況がこれでもかと続くため、精神的なダメージを負ってしまう漫画ではありますが、漂流の謎を解き明かすまでは読むことをやめることができないと思います。
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