法律を完全に無視した復讐劇『善悪の屑』
概要
- 巻数:5巻【完結】
- 作者:渡邊ダイスケ
- ジャンル:青年マンガ/ハードボイルド
- 出版社:少年画報社
- 雑誌:ヤングキング / ヤングキングコミックス
理不尽な小学生連続殺人を犯したその後も落ち着いて平然と日常を過ごしている男……。
人間性や心の咎が微塵もないそんな非情な男に、遂に鉄槌制裁が下る!?
法の網をくぐり抜け、警察にも検察にも裁判所にも新聞TVマスコミにも一般社会にも裁かれる事がない「屑」に対しては、現代の闇の必殺仕置人の「屑」による直接制裁を!
この作品を最初から最後まで読み終えた後は、きっと解っていただけるはず。
本当の「正義」とは?
「善」と「悪」とはいったい何??
それを決めるのは法なのか?
社会なのか?
無念の思いで逝った人たちなのか?
生きている、これからも生き続ける人間なのか?
あらすじ
「カモメ古書店」には、凶悪な犯罪に巻き込まれた被害者や、その遺族が無念を晴らすために訪れます。
店主のカモと、その相方のトラは、古書店を営むかたわら、犯罪を犯したにも関わらず、十分な裁きを受けていない犯罪者達に、被害者に代わって復讐を実行する“復讐屋”を兼業しています。
カモはとある事件で妻子を亡くし、トラは強盗に母親を殺害される悲しい過去を持っていて、被害者の痛みを知っている分、復讐の内容は想像以上に過激で残酷です。
脚色はされているようですが、実際の事件をモチーフにストーリーが作られ、このような事件が実際に起きていると思うと、恐ろしさを感じます。
本作は第一部で、第二部の「外道の歌」では、カモが“人が人である事を捨てた最悪の出来事”が描かれています。
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